ニュース・フラッシュ
2013年2月18日
リマ
岨中真洋
ペルー:政府、Madre de Dios県インフォーマル鉱業合法化の期限を再延長
2013年2月7日付け地元紙によると、エネルギー鉱山省は、2013年4月19日に定められていたMadre de Dios県のインフォーマル鉱業の合法化期限を2014年の同日まで、1年間延長する決定を行った。
合法化プロセスを定める最高政令第1105号では、本来の合法化期限は2012年6月とされていた。しかしその後、インフォーマル鉱業従事者の抗議に圧される形で期限は2012年12月に延長され、今回再度の延長が行われることとなった。
この決定についてペルー経団連(Confiep)のSpeziani会長は、インフォーマル鉱業が採掘船や水銀等の使用を継続することへの懸念を表明した。
本決定を受けて、Arequipa県においてもインフォーマル鉱業従事者が合法化期限の1年間延長を要求しはじめるなど、他県への影響も心配されている。