ニュース・フラッシュ
2013年2月18日
バンクーバー
片山弘行
加:Barrick、2012年の操業実績及び2013年計画を発表
Barrick Gold Corporation(以下、Barrick)は、2013年2月14日、同社の2012年操業実績及び2013年計画を発表した。
Barrickの2012年の金生産量は742.1万oz(約230.8 t)、銅生産量は4億6,800万lb(約212,300 t)となった。総売上高は145億4,700万US$となったが、ザンビアのLumwana銅鉱山におけるボーリング調査及びブロックモデルによる鉱量評価の結果、マインライフ全体を通じての銅生産量及び収益性の減少が見込まれたことから、2012年第4四半期に30億US$の資産減損費用及び8億US$ののれん減損費用を計上し、純損失として6億6,500万US$となった。一方で、2012年の調整後純利益は史上2番目に高い38億2,700万US$(普通株式1株あたり3.82 US$)を記録した。金1 ozあたりの生産コストは945 US$で、これは2011年の752 US$より約26%上昇している。
チリ・アルゼンチンに位置するPascua-Lamaプロジェクトは、初期投資額として80~85億US$が見込まれ、2014年後半の生産開始を目標としている。ドミニカ共和国のPueblo Viejoでは商業生産開始となり、2013年後半でフル生産が達成される見込みである。
2013年の金生産量見込みは700~740万oz(約218~230 t)で、金1 ozあたりの生産コストは1,000~1,100 US$としている。