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ニュース・フラッシュ

鉱種:
テルル ビスマス レアメタル
2013年2月18日 北京 篠田邦彦

中国:攀枝花西部地域のテルル・ビスマス等戦略的資源の創新開発モデル地域の設立を許可

 安泰科によれば、攀枝花市発展改革委員会からの情報によると、中国国家発展改革委員会事務会議で攀枝花西部地域の戦略的資源の創新開発モデル地域の設立が承認された。これは、中国が初めて設立認可した資源開発総合利用モデル地域である。

 同モデル地域には、攀枝花市東部地区、西部地区、仁和区、米易県、塩辺県、涼山州西昌市、冕寧県、徳昌県、会理県、会東県、寧南県、雅安市漢源県、石棉県などが含まれ、総面積は3.1万㎢である。地域内にある含V-Tiマグネタイト精鉱、レアアース、テルル、ビスマス等の資源埋蔵量が極めて多く、総合利用の価値も非常に高い。長年の開発により、攀枝花西部地域の資源の開発利用について、ある程度技術が確立され、産業基盤も構築されており、中国国内で重要なバナジウム・チタン、レアアースの産業基地及び鉄鉱石資源保障基地となる。

 攀枝花市発展改革委員会の関係者の話によると、今回設立された攀枝花西部地域の戦略的資源の創新開発モデル地域に関して、戦略的資源開発のためのシステム、メカニズム、技術及び管理面の改善を促進し、資源の優位性から産業・経済の優位性への転換を加速し、国内の資源豊富な地域に対する科学的開発を促進する。次に、攀枝花西部地域が国または省の発展改革委員会と積極的に連携し、モデル地域の建設計画の作成を加速し、具体的な実施計画案を間もなく公表する。

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