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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2013年2月21日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Anglo American、Minas Rio鉄鉱石プロジェクト、埋蔵量14.5億tと発表

 メディア報道によると、Minas Rio鉄鉱石プロジェクトの一部であるSerra do Sapo地域の埋蔵量(Probable Reserve)を14.5億tと発表した。埋蔵量の内容は、フライアブルなイタビライトで、生産量相当の埋蔵量は6.85億t(鉄品位67.5%)になる。また、Minas Rio鉄鉱石プロジェクトの現在の資源量は、57.7億tである。現在の計画では、同プロジェクトのペレット向け鉄鉱石の生産量は26.5百万t/年、生産コストは30 US$/tとされている。プロジェクトの収益性としては、鉄鉱石価格120 US$/tでEBITDAが25億US$、150 US$/tで30億US$とされる。しかし、プロジェクトの進捗の遅れから、初期投資コストは、現在のところ88億US$まで膨らんでいる上に、Anglo Americanは、同プロジェクトについて40億US$の減損処理を行うと発表している。初期投資コストの上昇の要因は、付加的な土地収用、ライセンスコスト、建設費のインフレ、生産開始遅延(当初の2013年末から2014年末)等である。

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