ニュース・フラッシュ
2013年2月21日
シドニー
伊藤浩
豪:資源分野の豪州経済への貢献割合は約18%との分析
2013年2月20日付け地元各紙は、豪州連邦準備銀行(RBA)のエコノミストによる新たな経済分析内容を伝えている。RBAエコノミストは豪州の資源分野は従来考えられていたよりも大きな影響を豪州経済に与えていると分析している。これまで資源分野の雇用者数は豪州全体の雇用者数の2.3%であると見られていたが、同エコノミストの調査によれば、資源関連分野の雇用者数は110万人以上で豪州の全雇用者数の9.75%を占めており、製造業の雇用者数約95.3万人を上回っている。同エコノミストは資源の採掘に直接関わる労働者は資源関連分野の全雇用者の1/3を占め、豪州の全雇用者数の3.25%であると説明している。また、資源分野が豪州経済に与える影響は、2011/2012年のGVA(Gross Value Added)において概ね18%であると分析している。
