ニュース・フラッシュ
2013年2月22日
シドニー
伊藤浩
豪:フォーテスキュー・メタルズ・グループによるH1決算報告
2013年2月20日、フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)は、H1(2012/7~2012/12)の決算報告を行った。報告によればH1の収益は前年同期比の1.7%減となる33億US$、純利益は40.3%減となる4.78億US$であった。鉄鉱石の生産量は前年同期を上回ったものの、期間中の鉄鉱石の平均価格は118 US$/tであり、前年同期の平均価格160 US$/tに比べ大幅に低い価格であったことが主要な要因。FMGは通年の決算を発表するまで中間配当を見合わせるとしている。FMGネブ・パワーCEOは、中間配当の見合わせは、今後主要プロジェクトへの資金投入を行う予定であり、当該資金投入が完了するまで中間配当を行うか否かの意思決定を遅らせることは財政的に妥当な判断であり、今後の鉄鉱石価格の上昇や経済情勢に基づいて配当を検討することになるとコメントした。