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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年2月22日 北京 篠田邦彦

中国:中金集団子会社・内モンゴル太平鉱業が内モンゴルで大規模な金鉱床を確認

 安泰科によれば、内モンゴル自治区国土資源庁からの情報によると、内モンゴル太平鉱業有限公司は2011年から8,000万元を投入し、内モンゴル烏拉特中旗浩蕘尓忽洞の金鉱山に対し地下深部探査を行い、重大な成果を挙げた。

 2012年末における同鉱区内の精測資源量は148.5 t、概則資源量は130.4 tであり、大規模な金鉱床となった。同鉱区の確定埋蔵量は内モンゴルで第1位を占め、地下深部と周辺にも巨大な鉱床がある見込みである。

 2002年に設立された内モンゴル太平鉱業は中国黄金国際資源有限公司と寧夏原子力工業地質探査院により共同設立された合弁企業で、そのうち中金国際は96.5%の権益、寧夏原子力工業地質探査院は残りの3.5%の権益を保有している。

 それと同時に、中国黄金集団は中金国際の39.3%の権益を保有し、持ち株主となった。中金国際は中国黄金集団公司が海外事業を展開するための窓口となり、既にカナダトロント証券取引所及び香港連合取引所有限公司で上場を実現している。

 調べによると、2012年末時点で、中国黄金集団の金資源埋蔵量は世界第1位を占め、同社の総資産額は653億元である。2012年、中国黄金集団の売上額は前年比27.1%増の1,006.18億元、新規に増加した金資源埋蔵量は324 t、銀資源埋蔵量は1,110 tである。金埋蔵量は2006年の275 tから2012年には1,758 tに拡大し、銅の資源量は2006年の125万tから2012年には1,097万tに拡大した。

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