ニュース・フラッシュ
2013年3月4日
ロンドン
北野由佳
南ア:Marikana鉱山で起きた暴動の犠牲者遺族、警察に対して損害賠償請求
南アNPO団体Socio Economic Right Institute(以下Seri)は2013年2月28日、南アMarikana鉱山で2012年8月に発生した暴動の際に南ア警察当局の発砲により死亡した36名の労働者の家族が警察大臣(Minister of Police)及び国家警察長官(National Police Commissioner)に対して損害賠償を求める訴訟を起こす意向であることを明らかにした。南アの法律に基づいて、既に損害賠償請求の意向が警察側に伝えられており、30日以内に損害賠償金が支払われなかった場合には、訴訟手続きが開始されることとなる。Seriの発表によると、警察の発砲で死亡した労働者は家庭における唯一の稼ぎ手である場合が多く、犠牲者の家族は多大な精神的ショックと絶望を経験している。