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ニュース・フラッシュ

2013年3月4日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:鉱物資源の製錬所建設計画、必要とされるものは20件に止まる

 2013年2月20日付け地元報道によれば、エネルギー鉱物資源省は、現在185件の計画が提出されている鉱物資源の製錬所建設に関し、これまでの省内での評価の結果、必要とされるものは20件のみに止まるとの見解を示した。また、スケジュールどおり稼働するものはその内7件となる見通し。Jero Wacik同大臣が示したもので、これまでに企業から提出された建設計画はあまりにも多いため、また資源賦存量などを踏まえ調整されなければならないとの考えを示し、全ての計画に承認を与えるものではないとしている。この場合、未承認となった計画に対しては既存の製錬所を活用するなどの調整が必要との見解も示した。一方、銅製錬所に関しては、これまで1件も企業から建設計画書が提出されておらず、その理由として鉱石供給が未確定のためとしているが、同省Thamrin鉱物石炭総局長によれば、民間投資による銅製錬所建設が進展しない場合、政府自身による建設を検討していることも明らかにした。

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