ニュース・フラッシュ
2013年3月4日
北京
篠田邦彦
豪:漢龍鉱業が豪資源企業のサンダンス・リソーシズ社へ資本注入、買収に向け新たな一歩
安泰科によれば、四川漢龍鉱業が、豪州のサンダンス・リソーシズ社に500万A$の資本を注入し、同社の買収に向け新たな一歩を踏み出した。
同資金は、サンダンス・リソーシズ社のカメルーンにあるMbalam鉄鉱山の採鉱に使用される。
サンダンス・リソーシズ社は世界的な鉄鉱石探査開発企業で、西部アフリカのMbalam鉄鉱山を保有している。情報によると、同鉱山の確定埋蔵量は28億t、約50年間開発することができる。
漢龍鉱業は2011年にサンダンス・リソーシズ社への買収開始を発表して以来、投資規模、融資及び協力パートナーの選択などで問題が発生し、同計画は何度も延期された。現在、漢龍資源は、4社の中国国有企業と共同開発について商談を行っている。今回の買収が成功すれば、中国企業が世界第3位の未開発の鉄鉱石を手に入れることになる。