ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 金 ベースメタル
豪:Vista Gold社、NT州Mt.Todd金鉱山における水処理の第1段階を完了
2013年2月15日Vista Gold社(本社:米国コロラド)は豪州子会社のVista Gold Austaralia社がNT州に所有するMt.Todd金鉱山において水処理の第1段階を完了したとし、水質及び環境基準に従い、鉱山からEdith川への処理水の放水に関する承認を得た、と発表した。
Vista Gold社はMt.Todd鉱山の取得以来、酸性水の管理を行わなければならず、その一環としてBatman Pitにある現在約10.3 GL(ギガリットル)に及ぶ酸性水の処理についてNT州と協議してきた。研究室、ベンチスケール、パイロットスケールでの試験の後、2012年10月から10,000 t以上の粉砕した石灰岩をBateman Pitに投入した結果、pHは投入前の3.3から6.4に改善され、沈殿によりアルミニウム、銅、クロム、鉄、鉛の濃度も減少した。Vista Gold社は約2,000 tの消石灰を追加投入することで、さらに水質は改善されるだろう、と述べている。
Vista Gold社は、放水地点下流で豪州の飲料水の基準が満たされるのに十分な水量がある場合のみ処理水の放水が認められている。
Vista Gold社は現在Mt.Todd鉱山のFS作業を行っている。
