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ニュース・フラッシュ

2013年3月5日 シドニー 伊藤浩

豪:連邦地質調査所、2011/12年度の探鉱投資動向を発表

 2013年2月5日、Geoscience Australia(連邦地質調査所)は、2011/12年度(2011年7月~2012年6月)における鉱物資源の探鉱に関する報告書「Australian Mineral Exploration Review 2012」を発表した。当該年度における探鉱投資総額は前年度比34%増となる39.53億A$であった。

 Greenfieldにおける探鉱投資額は前年度比42%増となる12.43億A$(探鉱投資総額の約31%)、Brownfieldの探鉱投資額は前年度比20%増となる27.10億A$(同約69%)となった。前年度も探鉱対象がGreenfieldからBrownfieldに移行する傾向が伺えたが今年度もその傾向は顕著に表れている。州別の探鉱投資額は豪州国内の全ての州及びNT準州で増加している。WA州が21.07億A$(前年度比33%増)で全体の約53%を占め、次いでQLD州が9.68億A$(前年度比46%増)で全体の約25%を占めており、これら2州で豪州全体の探鉱費の約78%を占めている。さらに、SA州の3.28億A$(前年度比29%増)、NSW州の2.42億A$(前年度比58%増)、NT州の2.10億A$(前年度比9%増)と続いている。

 鉱種別探鉱投資額では鉄鉱石及び石炭の探鉱費の伸びが著しく、鉄鉱石の探鉱費は11.50億A$(前年度比73%増)、石炭8.34億A$(前年度比61%増)であった。ベースメタルは7.96億A$(前年度比19%増)、ミネラルサンドは0.42億A$(前年度比62%増)であった。

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