ニュース・フラッシュ
2013年3月7日
サンティアゴ
縫部保徳
チリ:Fraserレポートの鉱業政策指標ランキングで5つ順位を下げる
先頃発表されたFraserレポート「Fraser Institute Annual Survey of Mining Companies:2012/2013」中の鉱業政策指標(Policy Potential Index:PPI)でチリは96ヶ国・州の中で23位にランクされ、前年より5つ順位を下げた。チリのPPI得点(100点満点)は67.7(前年75.3)であり、法制度や諸手続の透明性などで評価を下げたことが得点、順位の低下につながった。しかし、その他の中南米各国を見ると、ブラジル61位、ペルー58位、メキシコ42位で、中南米ではチリが最も順位が高い。
Fraser Instituteはカナダのシンクタンクで1997年から鉱山会社・探鉱会社に対して世界の主要資源国・州に関する調査を実施している。2012/2013年度は約4,100社に96ヶ国・州に対するアンケート調査を実施、そのうち742社から回答を得、それらを基に資源国の鉱業投資環境評価・ランキングを行った。
