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ニュース・フラッシュ

2013年3月18日 リマ 岨中真洋

ペルー:新設の持続的投資環境認証サービス局(SENACE)、2014年4月からEIAD審査を開始

 2013年3月13日付け地元紙によると、Pulgar-Vidal環境大臣は、2012年末に新たに設立が決定された持続的投資環境認証サービス局(SENACE)が、2014年4月から詳細環境影響評価(EIAD)の審査・承認業務を開始する見通しを明らかにした。

 同大臣によれば、2014年4月には現在各省が持つEIAD審査・承認機能のうち、SENACEへの最初の移行が行われる計画となっている。また、どの産業セクターのEIADの承認機能が最初に移行されるかについては、未だに決定されていないとしつつ、「鉱業エネルギーセクターとなる可能性は否定しない」と述べた。

 さらにSENACE組織準備の進捗状況に関しては、6人の大臣によって構成されるSENACE審議会が2週間前に設置され、同審議会の内部規定が承認されたことを説明した。

 一方、Merinoエネルギー鉱山大臣が、SENACEの設立による審査・承認の遅延や混乱に対する懸念を表明したことに関しては、主に鉱業セクターから懸念の声は聞こえるが、SENACEは単一窓口を設けることで、EIAを迅速に審査する方針であるとし、SENACEへの移行が行われればそれらの懸念は払拭されるだろうとの見方を示した。

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