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ニュース・フラッシュ

2013年3月18日 北京 篠田邦彦

中国:洛陽栾川モリブデン業、2013年モリブデン精鉱生産量の10%を削減する計画

安泰科によれば、河南省のモリブデン生産企業である洛陽栾川モリブデン業集団有限公司は、2013年のモリブデン精鉱生産量を29,240 tと計画し、2012年の32,456 tと比較し10%の減少となる。 2012年、同社の生産量はモリブデン精鉱32,456 t、酸化モリブデン34,148 t、フェロモリブデン25,581 tで、それぞれ前年比2%、8%、13%の減少となった。またタングステン精鉱の生産量は前年比16%増の5,481 tであった。同社の酸化モリブデンの生産規模は40,000 t/年、フェロモリブデンの生産規模は25,000 t/年である。同社は2013年の酸化モリブデン及びフェロモリブデンの生産目標について発表していない。 同時に同社は、資金不足のため、年間生産能力5,000 tの超硬合金プロジェクト及び年間生産能力1,600 tのタングステン製品プロジェクトの建設計画を中止した。2012年9月、同社は上海証券取引所で株式を発行し、36.46億元(5.87億US$に相当)を資金調達する予定だが、実際には5.58億元しか調達していない。 販売価格が比較的低いため、2012年洛陽栾川モリブデン業の純利益は前年比6%減の10.5億元、収入額も同6%減の57億元となった。

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