ロシア：Rusal、ナイジェリアでのアルミニウム生産を停止

　2013年3月15日付け現地報道によると、ロシアのアルミニウム製造最大手Rusal(本社：モスクワ市)は、アルミニウム市況の低迷を受け、生産縮小加速化計画の一環としてナイジェリアAlsconプラントのアルミニウム生産を停止した。

　ナイジェリア当局は2012年、RusalのAlsconプラント所有権(85％を所有)に対する異議申立を開始している。当局とはまだ係争中である。

　Rusalは3月初め、市況低迷のため生産縮小を加速化し、2013年に30万t削減する意向を発表していた(参照；バックナンバー3月4日付け現地報道)。Alsconプラントのアルミニウム最大年産能力は19万8,000 tだが、2012年の生産量は2万2,000 tであった。Rusalによると、同プラント内の発電所は稼働を続けているが、プラントの操業は4月末までに停止する予定である。