ドミニカ共和国：加Barrick社、税関による金の輸出の差し止めが解除

　Barrick Gold Corp.(本社：トロント)は、税関による金の輸出の差し止めが解除された旨2013年3月18日付け同社HPに公表した。同社は、3月14日付けHPに税関より金の輸出が差し止められている旨公表していた。同社によると輸出の差し止めの理由は税関職員による輸出管理システムへの記入ミスによるとのことである。

　同社60％、加Goldcorp社40％権益のPueblo Viejo金・銀鉱山に関しては、商業生産を開始した2013年1月以降、下院議員から2009年の政府とBarrick社との契約はBarrick社に有利すぎるとの意見が相次ぎ、下院の委員会が50％国営化することを目指し同契約を見直す報告書を作成している。

　2013年3月21日付け業界紙等によると、上院国家安全・国防委員会は、税関による金の輸出の差し止めに違法性が無かったか調査するとしている。