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ドミニカ共和国:国連開発計画、Falcondoニッケル鉱山の拡張に係る環境影響評価報告書の審査報告書を2013年4月上旬に政府に提出
2013年3月19日付け業界紙等によると、国連開発計画(UNDP)は、Falcondoニッケル鉱山の拡張に係る環境影響評価報告書の審査報告書を2013年4月上旬に政府に提出する旨明らかにした。
2012年7月にXstrata現地子会社が現在主に採掘しているBonao地域の北西部のLoma Miranda地域の開発を開始する旨公表して以来、反対運動がおき、裁判も起っている。これに対し、2012年10月、メディーナ大統領は、UNDPに調査を依頼し、この調査結果を尊重して判断する旨明らかにしている。
UNDPの調査団は既に現地調査を終了し、現在最終報告書を作成している。
Xstrataは、同国政府よりLoma Miranda地域の開発が認められた場合には今後25年間鉱山の操業を続けるが、仮に認められなかった場合には4~5年で同国から撤退する旨表明している。
同鉱山の2012年のニッケル生産量は15.2千tであった。