ニュース・フラッシュ
2013年3月25日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:政府、鉱業ライセンス発行の見直しを検討。早ければ2014年から入札制度開始
2013年3月16日付け地元報道によれば、インドネシア・エネルギー鉱物資源省は、現在大きな問題となっている鉱業ライセンス(IUP)の重複発行に対処するため、手続きの見直しを検討していることを明らかにした。Thamrin Sihite鉱物石炭総局長が示したもので、新たなライセンスは、大規模事業向けと小規模な個人事業規模向けの事業規模などの鉱業区域に応じ区分され、小規模個人事業規模向けライセンスは、これまでどおり地方政府が発行、大規模事業向けは中央政府が発行する内容で検討している模様。また、大規模事業向けライセンスは入札により投資家に提供される方針とし、早ければ2014年から入札によるライセンス発行を行う考え。現在、同省では地方政府からの提案及びデータに基づいた資源賦存を基礎とした鉱業区域図の作成作業を進めており、これに基づき、今後地方政府との調整を経た上で、鉱業区域の決定及び必要な法令の改正を進める。