ニュース・フラッシュ
2013年3月27日
サンティアゴ
縫部保徳
チリ:中央供給システムの2013年Q1限界費用、直近3年間で最低レベルに
メディア報道によると、2013年1月から3月の中央供給システム(SIC:Sistema Interconectado Central)の平均限界費用が137.1 US$/MWhとなり、2010年同期の128.6 US$/MWh以来の安値となった。2012年末のSanta María発電所(第XIII州、Colbun社)及びBocamina II発電所(第XIII州、Endesa社)、2013年3月のCampiche発電所(第V州、AES Gener社)の稼働開始による石炭火力発電所からの電力供給増が限界費用減に繋がった。液化天然ガスの価格が下がったことも限界費用低下に貢献した。チリ鉱業界では電力コストの増加が大きな課題の1つとされている。