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ニュース・フラッシュ

2013年4月1日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:PT Timah、COW期限切れとなるPT Koba Tin社事業を引継ぐ意向

 2013年3月28日付け地元報道によれば、国営錫企業PT Timahは、PT Koba Tin社とインドネシア政府との既存鉱業事業契約(COW)が2014年4月末までとなっている件に関し、政府が延長しない場合、PT Koba Tin社のバンカ・ブリトゥン州の錫生産関連事業を全て引き継ぐ考えであることを示した。同社幹部Agung Nugroho氏が述べたもので、PT Timahとしては現在政府の最終的な決定を待っている状況であるとし、政府は最終的な現在事業資産の評価を実施している模様。同事業を引継ぐこととなった場合、PT Timahの2013年の錫生産量は、当初の3万tから4.8万tに増加となる見込み。PT Koba Tin は、Malaysia Smelting Corp.Berhadが 75%出資し、PT Timah自身もが25%出資しており、PT Timahに次いでインドネシア国内第2位の錫生産企業である。同社は1973年に締結した当初COWに基づき30年間、2003年には10年間の期間延長を行い、錫事業を実施してきた。以前よりインドネシア政府は、同社との再度の期間延長は行わない方針を示していた。

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