ニュース・フラッシュ
2013年5月16日
サンティアゴ
縫部保徳
チリ:CODELCOの下請労働者が新包括協定に合意
メディア報道によると、銅産業労働者総同盟(CTC)は鉱業関係請負会社協会(AGEMA)との包括協定に合意した。CODELCOは労使交渉のまとめ役として合意への支援を行った。公表された協定内容の一部は次のとおり。住宅手当て(25 UF(1,190 US$)/年)、ボーナス(100万Peso(2,080 US$)/四半期)、労使合意後10日以内の妥結金(150万Peso(3,120 US$))。請負労働者はCODELCO従業員と同等以上の報酬を求めていた。CTC、AGEMA、CODELCOの話し合いは4月下旬に始まったが、5月上旬には請負会社及びCODELCOからの提案を不服として、CTCは全国ストの実施を警告していた。CTCには民間鉱山会社及び国営鉱山会社の下請労働者40,000名が加入している。2013年5月14日早朝、CODELCOのAndina事業所では、プラントの保守管理を請け負うSimensの労働者約800名が抗議デモを実施し、鉱山へのアクセス道を封鎖した。CODELCOは、安全面から労働者の鉱山への移動を止め、操業が中断したものの生産には影響は出なかったとしている。
