ニュース・フラッシュ
2013年5月20日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:天然林・泥炭地開発モラトリアムがさらに2年間延長
2013年5月15日付け地元報道によれば、インドネシア政府は、2013年5月20日で期限となる天然林・泥炭地域における開発モラトリアムに関し、その期間をさらに2年間延長する新たな大統領指示(2013年第6号)を発効した。同モラトリアムは2010年5月にノルウェー政府との2国間において基本合意した温室効果ガス削減に向けた協定に基づいたもので、2011年5月20日に発効された大統領指示(2011年第10号)により、主に森林法で規定する保全林、保護林、生産林における原生林及び泥炭地の新規使用許可を2年間凍結するというものであった。今回、ほぼ同じ内容でさらに2年間の延長となり、地熱、石油・天然ガス、電力開発は、引き続き今回もモラトリアムの適用除外となっている。
