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ニュース・フラッシュ

2013年5月22日 北京 篠田邦彦

中国:国有資産監督管理委員会、国有企業の産業配置の見直しを計画

 安泰科によれば、中国国有資産監督管理委員会が作成した「国有企業改革深化についての指導意見」がほぼ完成し、国務院に報告されている。これまでの計画に基づき、2013年上半期に発表される予定。

 関係者によると、同計画案の中で、一番重要なのは、国有企業の改革と産業の成長を結びつけ、国有企業が産業構造転換・高度化の中で一層大きな役割を果たすことである。

 2013年3月以降、国有資産監督管理委員会は、鉄鋼、非鉄、石炭、石油化学、設備製造、自動車、建築材料、造船、軽工業、紡績など10分野の業界団体と数回にわたり検討を行い、かつ上記の10分野の業界団体に対して、それぞれの産業の状況に基づいて「産業配置及び産業転換に中央企業のあるべき地位と役割」の報告書を作成し、同委員会に報告するよう求めている。

 各団体は、既に5月末までに報告書を同委員会に提出し、同委員会は、報告内容を踏まえて、国有企業の次の段階の改革原則、方向性、目標、任務、行程、時間などの輪郭を描く。同意見書は、国有企業改革の戦略的方向を明確にし、同時に、国有企業を分類し、戦略的な位置から新たな国有資産監督管理システムを構築する。

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