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- 金 ベースメタル
チリ:環境裁判所、Maricunga金鉱山に対する環境監督庁の罰金裁定の再作成を命令
メディア報道によると、環境裁判所は、2014 年2 月に環境監督庁がMaricunga金鉱山(チリ第Ⅲ州)に対し5,122 UTA(約450万US$)の罰金適用を決定した裁定の再作成を命じた。Maricunga金鉱山を操業する加Kinross Goldが、環境監督庁の裁定を不服として環境裁判所へ訴えていたもの。
新たな裁定には、Kinross Goldが2013 年11 月に開始していたが、期限後に提出されたとして環境監督庁が不受理とした修復プロセスを考慮するよう求められた。さらに裁判所は、問題に対処するための同鉱山のアクションプランを却下する際、環境監督庁に不法な振る舞いがあったことも認めた。
環境監督庁が指摘していた違反事項には、ベルトコンベアへのカバー未整備、救急用地へのズリ及び廃棄物の積み上げ、磨鉱プラントからの粒子状物質拡散防止インフラの未整備などがあった。また、環境監督庁は、当初の環境認可に含まれていない作業や施設の存在を監査中に確認したとし、違法性があると主張していた。


