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ニュース・フラッシュ

2013年8月14日 北京 篠田邦彦

中国:贛州レアアース集団の資産額が明らかに

安泰科の調査によれば、大手国有企業である贛州レアアース集団の登録資本金は5億元で、現存資産総額は23億元、純資産額は12億元、資産価値は数百億元である。現在同集団は、国有株主9社、全額出資子会社6社、持株企業2社を保有し、採掘、加工、貿易、研究開発の活用を一体化する産業サプライチェーンを構築し、中国レアアース産業の先頭企業となった。 その国有株主9社とは、贛州市国有資産監督管理委員会が25%、残り75%の権益は贛州市傘下の8か所の県、市の国有資産監督管理委員会が共同保有し、即ち贛州レアアース集団は政府が全額出資した国有企業である。 調査によると、江西省は45件のレアアース採掘許可ライセンスを共有し、そのうち赣州での44件が贛州レアアース集団の傘下にある。 贛州ではレアアース製錬分離の生産能力の集積度が高く、贛州市には条件に適合するレアアース分離企業が12社あり、五鉱の2社が既に上場しているほか、残り10社は贛州レアアース集団が株式を保有しているか資本参加しており、その中には包頭鉄鋼2社、江西タングステン業2社及び広晟有色1社を含んでいる。 江西タングステン業集団は、年度始めに贛州レアアース集団と協力協定を締結し、贛州レアアース集団が分離工場で35%の株式を保有し、現在統合事業が進められている。 贛州レアアース集団は、川下の加工企業との間でも統合事業を展開している。 情報によると、今後、贛州レアアース集団は、レアアース永久磁石及び電子機器、レアアース発光材料、レアアース水素吸蔵材料、レアアースセラミック及び触媒研磨材料、レアアース資源の回収利用を中心とした発展を目指し、2015年までに主要営業業務収入1,000億元の集団企業を築く目標。

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