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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年9月24日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:チリ北部大規模鉱山会社の契約電気料金、2007年以降で最低レベルに

 メディア報道によると、チリの北部供給システム(SING: Sistema Interconectado del Norte Grande)内の大規模鉱山会社が契約した電気料金の平均が、アルゼンチンからの天然ガス供給がストップした2007年以降で最も低いレベルまで下がっている。2013年上半期の平均契約電気料金は112 US$/MWhで、2012年の120 US$/MWhから7%、最も高かった2009年の136 US$/MWhからは18%下がった。この電気料金の下落は、発電量に占める石炭火力発電の割合が82%まで増加したことに起因する。チリ鉱業審議会(Consejo Minero)は、電気料金の下落に歓迎の意を示しながらも、他の鉱業国に対しチリが競争力を保つためには現在の料金レベルは未だ高いと指摘している。

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