ベトナム：外資系金鉱山の輸出税未払い問題で政府が助け舟

　2013年9月30日の地元紙の報道によれば、カナダのBesra Gold社が税務局から12百万US$の輸出税未払金を請求されている問題について、政府は財務省にこの問題を速やかに解決し、同社が引き続き金地金の輸出を継続できる提案をするように指示した。ベトナムでは99.99％以上の金は輸出税がかからないが、税務局は2011～2012年の同社の幾つかの出荷はこの条件を満たしていないと主張し、Besra Gold社に対して輸出税を支払うよう言い渡し、これに従わない同社に対して2013年4月以降罰則により金地金の輸出を停止させていた。同社は2013年9月27日のニュースリリースの中で、ベトナム政府の対応を前向きな進展として評価している。Besra Gold社は、2006年から稼働中のBong Mieu金鉱山の権益80％及び2011年から稼働しているPhuoc Son金鉱山の85％を所有し、両鉱山併せて2013年には6万ozの金生産を予定している。