ニュース・フラッシュ
2013年10月28日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:Fresnillo社、Dipolos鉱山における疑惑報道を否定
2013年10月22日付け業界紙等によると、Fresnillo社の子会社であるMinera Penmont社は、Sonora州に保有するDipolos鉱山において、農地問題担当高等裁判所による共有地からの退去命令に違反したとする報道内容を否定した。
同社によると、同鉱山の坑内からは機材を撤去しており、命令を確実に遵守していると説明。また、本年9月にFresnillo社CEOのOctavio Alvídrez氏は、問題解決に向けて順調に進んでいる旨を表明していた。
この背景として、2012年にMinera Penmont社が同州に保有するDipolos鉱山において、近隣の共有地所有者5名により同鉱山地域賃貸用地1,800 haの返還訴訟(同社が環境を含めた賃貸契約を遵守していないとの名目で、実質的には大幅な賃貸料引き上げを目的とした訴訟と見られている。)において、農地問題担当高等裁判所が共有地所有者の訴えを認め、同社に対し共有地の返却を命じるとともに、国防省に対し同社の火薬使用許可の一時停止を申請した経緯を有する。
