ニュース・フラッシュ
2013年10月28日
ロンドン
北野由佳
ザンビア:鉱石・精鉱輸出税、2014年9月まで停止
メディア各社の報道によると、ザンビア政府は同国からの銅、ニッケル、亜鉛、鉛、銀、ウランの鉱石及び精鉱の輸出に対する輸出税を2013年10月4日から2014年9月30日まで停止する。ザンビア政府は、国内の製錬能力強化を目的に、2011年11月から未加工鉱物資源の同国からの輸出に対して10%の輸出税を課していた。しかし、同国で操業するFirst Quantum Minerals Ltd.やAfrican Rainbow Minerals Ltd.らは、利用可能な国内の製錬能力が不足しており在庫が積み重なっていることを理由に、同政府に対して輸出税の免除を要請していた。First Quantum Minerals Ltd.の担当者は「ザンビア政府は、鉱山会社のビジネスを容易にするための積極的な措置を取っている。」とコメントし、輸出税の停止を歓迎した。
