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中国:中国工業情報化部、レアアース産業の違法行為取締りを常態化する方針
安泰科によれば、2013年10月26日中国レアアース弁公室の賈銀松主任は、レアアース産業の違法行為特別取り締まりキャンペーンの第1段階である各地方による自己審査作業は既に一段落し、結果をまとめた後に違法企業に対し公開処分を行い、違法行為取り締まり活動の常態化を進め、レアアース整理整頓地域の連動メカニズムを構築することなどを、広州で開かれた2013年中国レアアースフォーラムで明らかにした。
2013年8月以降、中国工業情報化部や公安部など7部門と地方政府は共同でレアアース生産、採掘、流通などの各分野で違法行為の取り締まりキャンペーンを行っており、期間は8月15日から11月15日までである。当初の計画によると、レアアース産業の違法行為取り締まりキャンペーンは具体的に3段階に分けて行う予定で、即ち各省市による自己審査段階、部門共同検査段階、整頓改善作業の総括段階である。
賈銀松主任の話によると、今回の自己審査が終了した後、中国工業情報化部は一連の政策を実施し、違法行為取締り事業を常態化する。また、今回の特別取り締まりキャンペーンをきっかけとして、企業の環境保全への投資増加を促進し、資源の利用及び環境保護レベルを高める。将来的には、環境保護検査の通過状況及び産業への参入許可状況を、レアアース企業が指令性計画を取得するための評価基準とする。
中国非鉄金属工業協会の陳全訓会長から提供されたデータによると、2013年1~8月の中国国内主要レアアース鉱山・製錬企業の主要営業収入額は前年同期比14.9%減の450億元、固定資産への投資完了額は前年同期比19.2%増の62億元、レアアース業界の輸出入貿易額は前年同期比39.4%減の14億US$である。
陳全訓会長の解析によると、レアアース業界の主要営業業務収入額及び輸出入貿易額の減少は、主に国内外のレアアース製品価格の下落による影響で、生産量及び輸出量は委縮しておらず、レアメタル及び酸化物の輸出は逆に大幅に増加している。
