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ニュース・フラッシュ

鉱種:
タングステン レアメタル
2013年11月1日 北京 篠田邦彦

中国:天津国際鉱業権取引所、2013年11月初めにタングステンの現物取引を開始

 安泰科によれば、2012年5月北京国際鉱業権取引所が中国の鉄鉱石現物取引プラットフォームを開設、また大連商品取引所が2013年9月中旬に鉄鉱石先物の取引を開始したのに続き、天津国際鉱業権取引所(以下天津鉱業取引所)も11月に開催される予定の「2013中国国際鉱業大会」期間中に、「中国優位鉱種」の現物電子取引プラットフォームを正式に立ち上げる。そのうちタングステンを最初に取引開始する鉱産品とする。

 同取引所の関係者によると、同取引所の株主である五鉱集団が、世界35%のタングステン資源及び中国国内50%以上のタングステン資源を保有しているため、同取引所が集中的にタングステン現物を取り扱う際に、有力な資源確保を提供することができる。さらに同取引所は、今後続いて、レアアースなど中国の主要な優位鉱物資源を取り扱う予定。

 天津鉱業取引所は、天津市政府が設立を承認した取引機関であり、また国土資源部と天津市人民政府が共に創設した国際鉱業金融サービスプラットフォームである。鉱業権取引市場、国際鉱業融資市場、鉱産品現物取引市場及びリスク調査資本市場の四大業務分野を持ち、鉱業企業及び投資者に取引、決算、融資、コンサルタントなど総合サービスを提供することができる。

 また、上海連合鉱業権取引所は、鉱業権市場取引、電子ビジネス、情報伝達、金融サービス、総合的コンサルタントを一体化する世界的市場のサービスプラットフォームを構築することを目的としている。

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