ジンバブエ：未加工の白金、輸出停止の可能性

　メディア報道によると、ジンバブエ政府は同国における白金の精錬能力強化を促進するため、同国からの未加工の白金(raw platinum)の輸出停止措置の実施を検討している。Robert Mugabe大統領は、同国での精錬所建設に関する2年前の政府指令を同国で操業する白金会社が無視していると非難し、「ただちに我々の扉を閉じ、未加工の白金が南アに行かないようにしよう。前大臣が2年の猶予を与えた。今は、白金会社が精錬所建設を手配する姿を確認しなければならない。」とコメントした。ジンバブエは世界第2位の白金埋蔵量が確認されているが、同国で操業する白金会社は白金の精錬を南アで行っている。なお、同国では、白金生産大手のAnglo American Platinum及びImpala Platinum Holdingsが操業を行っている。