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ニュース・フラッシュ

2014年3月3日 メキシコ 縄田俊之

エルサルバドル:次期大統領有力候補者が鉱業活動禁止を選挙公約に

 2014年2月26日付け業界紙等によると、次期大統領選挙の有力候補者であるSalvador Sánchez Cerén氏は、国は鉱業活動に対し許可を付与しないようにする旨を選挙公約で明らかにした。

 左派のファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)の同氏は、Cabañas金・銀鉱山を訪問した際に、環境保護専門家や地域コミュニティのメンバーに対し、金属鉱業は生命の脅威である旨を述べた。

 現在エルサルバドルでは、鉱業が環境や社会に悪影響を引き起こさないということを国が保証できる状態になるまで、鉱業活動は中止となっている。一方、Mauricio Funes大統領は、多くのNGOの支持による動静を踏まえ、全面禁止の措置まではとっていない。

 なお、本年2月の世論調査によると、本年3月9日の選挙で同氏を支持する割合は49.6%となっており、右派の民族主義共和同盟(ARENA)のNorman Quijano氏への支持が37.9%で続いている。

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