米：USGS、未発見の銅資源量を35億tと推定

　2014年3月6日、米国地質調査所(U.S. Geological Survey、以下、「USGS」)は、史上初めて未発見の銅資源量評価を行い、35億tの銅が世界中に存在していると推定したことを明らかにした。本調査は、地質調査機関や産業界、学界から数多くの国際的な協力者とのとの協力により実施された。

　本調査レポートでは、世界の11地域で225地区の未発見銅資源があるとしており、今回評価された資源量は、年間20百万tとされる現在の世界需要を150年以上にわたって満たす量に相当するとしている。また、地域別では、発見・未発見資源量共に南米が群を抜いて多く、中国を含むアジアのいくつかの地域において大きなポテンシャルがあるとしている。