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ニュース・フラッシュ

2014年3月10日 ロンドン 竹下聡美

ガボン・モロッコ:天然資源開発強化に向けて2国間協定を2件締結

 2014年3月3日付けメディア報道によると、ガボン及びモロッコは、自国の天然資源開発強化のため、肥料産業分野での戦略的パートナーシップの構築と鉱業セクターでの人材育成及び情報共有に関する協力に向けた2件の協定を締結した。Régis Immongaultガボン鉱業大臣は、モロッコとの同協定が自国の天然資源の管理を改善する新たな政策に合致するとコメントしている。後者の協定は、2011年に設立された国営公社Société Equatoriale des Mines (SEM)とモロッコのNational Office of Hydrocarbons and Mines (ONHYM)との間で署名が取り交わされたもので、SEMのCEOは、資源探鉱、採掘、現地での鉱石等処理産業の分野で両者のシナジー効果が最大限に生かせるとコメントしている。両者は探鉱プロジェクトの共同調査を通して技術移転を行う他、鉱業セクターの管理運営といったガバナンスの分野でも協力を図っていく予定。なお、ガボンは天然ガスと肥料原料となるリン・カリウムの賦存が期待されている。

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