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ニュース・フラッシュ

2014年3月24日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:5,000件以上の鉱業コンセッション取消しに関する手続きが進行中

 2014 年3 月19 日付け業界紙等によると、経済省のMario Cantú鉱業局長は、鉱業コンセッションの取消し件数が大幅に増加し、2013 年末現在で5,000 件以上の取消しに関する手続きが進行中である旨を明らかにした。

 同局長によると、2010 年の取消し件数758 件の時と比べ、当局による取消し手続きの積み残し分による件数の増加も一部に含まれている。また、手続きが終わっていない取消し申請には、その多くが鉱区税の滞納により、法的措置が必要となったものもある。

 2013 年末時点で有効である鉱業コンセッション数は26,000 件で、それらの総面積は国土の15%に相当する30百万haである。

 なお、鉱業関係法令(鉱業法及び同施行規則)において、鉱業コンセッションの名義人が鉱区税の支払い、実質的な鉱業活動の実施、必要となる報告書の提出等の義務を履行しなかった場合、鉱業コンセッションを取り消す旨が規定されている。

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