ニュース・フラッシュ
2014年4月3日
バンクーバー
昆野充登
加:採掘権の帰属と民間投資に関する研究結果
2014 年4 月3 日付地元報道によれば、フレーザー研究所(Fraser Institute)はカナダ全域で採掘権を先住民族に付与する事で、鉱業部門に民間投資を呼び込めるとする研究結果(「Divergent Mineral Rights Regimes」)を発表した。
研究結果では、カナダの採掘権は州政府に属しているが、これを先住民族に付与することにより、法的な枠組みが構築され、プロジェクトの開発交渉が明確になるとしている。既に採掘権が私的権利となっている米国との比較において、今後、カナダへの鉱業投資を増加させたいのであれば、採掘権を私的権利とする政策を検討する必要があるとしている。


