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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2014年4月7日 バンクーバー 山路法宏

米:Rio Tinto、アラスカ州のPebble銅・金プロジェクトから撤退

 2014 年4 月7 日、Rio Tintoは、米国アラスカ州のPebble銅・金プロジェクトを手がける加Northern Dynasty Minerals Ltd.(以下、「Northern Dynasty社」)に関して、Rio Tintoがが保有するNorthern Dynastyの全株式をアラスカ州の2 つの慈善団体に贈与すると発表した。同プロジェクトは、Northern Dynasty社と共同で事業を行っていた米Anglo Americanも2013 年9 月に撤退している。

 Rio Tintoは、100%子会社であるQIT-Fer et Titane Inc.を通じて、Northern Dynasty社の全発行株式の19.1%にあたる18,145,845 株を保有しており、今回その全株式を、教育や職業教育に資金を提供しているAlaska Community Foundationと、地域の教育や文化に関するプログラムを支援しているBristol Bay Native Corporation Education Foundationの2 つの慈善団体に均等に譲渡する。

 Rio Tintoは、2013 年12 月に、同社の投資戦略や、4 つの生産鉱山(Kennecott Utah Copper、Oyu Tolgoi、Escondida、Grasberg)と2 つの開発プロジェクト(La Granja、Resolution)に経営を集中させるという銅ビジネス部門の戦略との適合性を踏まえて、プロジェクトの見直しを行う意向を表明していた。

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