ニュース・フラッシュ
2014年4月22日
シドニー
栗原政臣
豪:SA州Woomera地区の利用に関する法案に関して野党労働党が与党連合に対し審議を急ぐよう要求
2014 年4 月16 日付地元紙によると、野党労働党は与党連合に対して、軍事用地として鉱業活動等が制限されていたWoomera地区への立入り制限を緩和する法案の早急な審議を要求した。同地区には豪州の銅埋蔵量の70%を含む350億A$の価値を持つ鉱物資源があると推定される、と地元紙は報じている。2011 年に当時の与党である労働党によって新たな管理のフレームワークに関する最終報告書が発表されてから3 年経過したにもかかわらず、同地区の土地利用に関する法案は未だ国会を通過していない。David Johnson国防省によって修正法案が提出されたが、次期国会の審議リストには登録されておらず、労働党は審議の遅れを懸念している。労働党のDon Farrell上院議員は、同法案の成立は2017 年にホールデン社の車両工場が撤退するSA州に雇用機会を与え、同州の鉱業活動を促進すると語っている。
