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ニュース・フラッシュ

2014年4月25日 ロンドン 竹下聡美

ギニア:Simandouプロジェクト、BSGR社及びVALEの鉱業権剥奪を大統領が承認

 2014 年4 月17 日付メディア報道によると、Alpha Condéギニア大統領はBSG Resources (BSGR)社及びJVパートナーのVALEが保有するSimandou鉄鉱石プロジェクトの鉱業権の剥奪を承認した。これはSimandou Block 1 & 2 鉄鉱石プロジェクト及びZogotaプロジェクトの鉱業権の見返りとしてBSGR社が行っていた前政権への賄賂といった不正行為の証拠がギニア政府の専門委員会で確認されたことによるもの。BSGR社及びVALEが保有するZogotaプロジェクトの鉱業権も停止される。VALEは2010 年にSimandouプロジェクトの権益51%をBSGR社から25億US$で取得していた。BSGR社側は、鉱業権は合法的に取得したものであり、不正行為の事実はないとしてこの決定を覆すためにあらゆる努力をするとしており、関係者によると国際仲裁機関への提訴を計画している。なおVALE自身は不正行為への加担は確認されず本件への追及はされていないが沈黙を守っている。

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