ニュース・フラッシュ
2014年4月28日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:2013 年のメキシコ国内の探鉱投資額が5 年ぶりに減少
2014 年4 月21 日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は、金属市況の低迷により、2013 年のメキシコ国内の探鉱投資額が5 年ぶりに減少した旨を明らかにした。
CAMIMEXによると、経済省の報告を引用し、2013 年の探鉱費は前年の11.7億US$と比べ22%減の9.12億US$、鉱業生産額は前年比16%減の200億US$、鉱業投資額は前年の80.4億US$から大幅に減少し60億US$であった。また、同国は全世界の非鉄金属部門に対する投資額全体の6%を占め、カナダの15%、豪州の15%、米国の7%に次いで第4 位であった。なお、チリは6%、ペルーは5%であった。
また、CAMIMEXは、鉱業は多額の投資を必要するほか、金属市況の変動だけではなく地質学的・技術的に高いリスクの影響を受けやすく、事実、2012 年以降における金属市況低迷の影響を受け、世界的な探鉱減少に繋がった旨を説明した。
