ニュース・フラッシュ
2014年4月28日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:労働社会保障省、2014 年Q1に500 件超の鉱山検査を実施
2014 年4 月21 日付け業界紙等によると、労働社会保障省は、本年Q1 に500 件以上の鉱山検査を実施した旨を明らかにした。
同省によると、本鉱山検査は、鉱山労働に関係するリスクの低減を主旨とした健康及び安全規制の遵守を目的としたものであり、253 件の石炭鉱山に対する検査と323 件のその他鉱山に対する検査を実施した。
また、同省は、坑内掘を行う石炭鉱山に係る安全規制(NOM-032-STPS-2008)の改正を提案した。この背景として、昨年、労働社会保障委員会は、安全性向上のため、立坑による石炭採掘を禁止する計画を支持しており、また、昨年Coahuila州にある23 の小規模石炭鉱山が、安全性の理由から操業停止又は一部操業制限の措置が講じられた経緯を有する。
なお、同省は、企業は労働者に対し最低賃金以下の給与支給を行わないこと、男女間での給与格差をなくすこと、及び、労働法で規定した企業収益に対する10%を労働者へ分配すること、以上を確保することを目的とし全業種に対する検査を実施する計画を発表した。
