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ニュース・フラッシュ

2014年4月30日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:Antofagasta Minerals、2014 年Q1 生産実績

 2014 年4 月30 日、Antofagasta plcは2014 年Q1 生産レポートを公表した(下表参照)。

 グループの2014 年Q1 産銅量は169,400 tで前期比7.4%減となったが、これはLos Pelambres鉱山及びEsperanza鉱山の定期メンテナンスによりプラントの粗鉱処理レベルが下がったことによるもの。モリブデン生産量は、Los Pelambres鉱山での粗鉱処理量減と鉱石品位低下により前期比26.1%減の1,700 t。産金量は、Esperanza鉱山での生産減が影響し、前期比10.3%減の56,800 oz(約1.8 t)となった。

 副産物クレジットを含むキャッシュコストは、銅生産減の一方、モリブデン及び金の実勢価格が上昇したことにより、前期から横ばいの1.46 US$/lbであった。

 Michelle Bachelet政権が2014 年4 月1 日に国会へ提出した税制改革法案で影響の最も大きいものは、法人税及び追加税(源泉徴収税)の変更であるとしたが、その影響の評価は現時点では早すぎるとコメントされた。

  2014年Q1 2013年Q4 前期比
増減
銅 (千t) 169.4 182.9 7.4%減
モリブデン (千t) 1.7 2.3 26.1%減
金 (千oz) 56.8 63.3 10.3%減
キャッシュコスト
(含副産物クレジット)(US$/lb)
1.46 1.47 0.6%減
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