閉じる

ニュース・フラッシュ

2014年5月12日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:CODELCO、大統領任命の新役員3 名を発表

 2014 年5 月12 日、CODELCOは、Oscar Laderretche氏、Laura Albornoz氏、Dante Contreras氏の3 名を同社の新役員としてMichelle Bachelet大統領が任命したと発表した。任期は2018 年5 月11 日までの4 年間。同時にLaderretche氏は、Gerardo Jofrzé氏が4 年間努めていた役員会会長に任命された。

 新たに任命された3名の役員は、Sebastián Piñera前大統領から2010 年5 月に任命され4 年間の任期が終わったFernando Porcile氏、Juan Luis Ossa氏、Andrés Tagle氏の後任。

 Oscar Laderretche氏は、チリ大学で経済学士、経済学修士を授与され、マサチューセッツ工科大学では経済学博士を修得した。現在はチリ大学経済学部経済経営学科長及びチリ大学及びシカゴ大学の公共政策合同プログラムのアカデミックディレクターを務めている。メディア報道によれば、同氏は現政権の政権公約取りまとめの一翼を担った社会党員。

 Laura Albornoz氏は、チリ大学卒の弁護士で、スペインのSevilla大学で博士号(民法)を修得した。前のBachelet政権時には女性問題庁(SERNAM)長官などを歴任した。キリスト教民主党員。

 Dante Contreras氏はチリ大学で経済学士、経済学修士を授与され、米国California大学で経済学博士を修得した。世界銀行などのコンサルタントを務めた経験もある。現在はチリ大学経済・ビジネス学部の教員。

 CODELCOの役員会は、労働組合推薦2 名(Raimundo Espinoza氏[任期2016 年5 月まで]、Augusto Gonzáles氏[同2015 年5 月まで])、政府高級ポスト人事審議会推薦4 名(Marcos Büchi Buc氏[同2015 年5 月まで]、Marcos Lima Aravena氏[同2015 年5 月まで]、Gerardo Jofré氏[同2017 年5 月まで]、Blas Tomic氏[同2017 年5 月まで])、大統領推薦3 名の計9 名で構成される。役員会が、CODELCO全体の生産、会計管理の責任を担う総裁(現Thomas Keller氏)を任命する。

 Aurora Williamas鉱業大臣は、新役員について、競争力強化や世界一の産銅企業の地位を維持するCODELCOの目標達成を推進してくれるだろうと発言した。

ページトップへ