ニュース・フラッシュ
2014年5月12日
ロンドン
竹下聡美
エチオピア:初のソブリン格付を得て外国投資促進へ
2014 年5 月12 日メディア報道によると、エチオピアが初めてソブリン格付けを大手格付機関のMoody’s、Standard & Poor’s及びFitchから受けた。Moody’sは同国の外貨建て格付をB1、残り2 社は1 ノッチ低いBとした。Moody’sによると、同国の一人当たりGDPは10 年間でおよそ3 倍に急激に増加しており、発電設備やインフラへ投資がなされれば、強い成長が期待できるとしている。一方、IMFは、公共セクターのダム建設、工場・住宅建設への大規模投資に係る負債残高のペースに注意を払う必要があると慎重な姿勢を示している。銀行筋によると、当該格付けが債券発行よりも外国直接投資を呼び込むツールとして有効だとしている。
