ニュース・フラッシュ
2014年6月2日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:経済省鉱業局長、豪州鉱業フォーラムにてメキシコへの鉱業投資を誘致
2014 年5 月21 日付け業界紙等によると、経済省のMario Cantú鉱業局長は、メキシコ政府関係者及びメキシコ鉱業企業による代表団とともに豪州で開催される鉱業フォーラムに出席し、メキシコへの鉱業投資を呼びかける方針である旨を明らかにした。
今回の豪州訪問の目的は、今後公開入札を予定しているメキシコ鉱業センター(SGM)保有の国有鉱区(鉱業プロジェクト)19 か所について、豪州の鉱業企業関係者、投資家及び政府に紹介しメキシコへの鉱業投資を誘致することである。
SGMのRaúl Cruz Ríosセンター長によると、豪州からラテンアメリカに対する鉱業投資の大半は主にチリやペルー等であるが、メキシコも豪州からの鉱業投資を誘致できるだけの競争力は備えていると認識している。また、SGMでは、メキシコ国内の全ての州において鉱床等含む鉱物資源に関する詳細情報を提供している。
なお、2013 年時点においてメキシコ国内で鉱業活動を実施している外国鉱業企業数は267 社、また、これら企業が保有する鉱業プロジェクトの総数は870 であるが、そのうち豪州企業はわずか4 社に留まっている。