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エクアドル:鉱業省を設立
地元紙によると、2015年2月13日、Rafael Correa大統領は、政令578により鉱業省(Ministerio de Minería)を設立した。
新鉱業大臣には、Javier Córdova Unda前鉱業・内務次官が就任した。
一方、非再生天然資源省は、炭化水素省(Ministerio de Hidrocarburos)へと名称が変更された。
政令578には、新設の鉱業省が、鉱業政策の統轄・実施機関として、鉱業セクターの方針、計画、プログラム、プロジェクト等を形成、計画、進行、管理、調整することが定められている。
さらに、地質・鉱業冶金活動に関して、これまで非再生天然資源省が政府・民間機関に対して有していた対外的権限・義務が、鉱業省に対して付与されることが明記されている。
また、鉱業省の一部として、現在の鉱業次官室、国家鉱業発展副事務局、鉱業委員会副事務局、地方鉱業副事務局等が取り込まれることが定められている。
鉱業省設立に先立つ数日前、大統領は、国内の貧困問題を克服するため、政府は天然資源を責任ある方法で活用すると述べた。その際大統領は「鉱物資源価格は下落し、鉱業投資の魅力は低減した」ことを認めたが、先週チリのアドバイザーと会合した後、新たな鉱業省の設立と、非再生天然資源省の名称変更を決定した。
さらにCorrea大統領は、エクアドルは非常に大きな鉱業ポテンシャルを有しており、鉱業に特化した省の設立が必要であるとしたほか、これまでは非再生天然資源省内の鉱業次官室として、石油セクターに劣後する位置づけであったため、鉱業セクターには十分な重要性や予算が認められてこなかったと説明した。
また、名称変更による新設の炭化水素省は石油・ガスセクターを、一方で鉱業省は金属(金、銀、銅)及び非金属鉱物資源(石灰等)を管轄すると説明した。


