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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2015年4月13日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ亜鉛生産量上位5社の2014年における生産実績

 2015年4月10日付け業界紙等によると、メキシコの2014年における亜鉛生産実績に関しては、2014年における亜鉛市況が2013年の1,910.34 US$/tから2,162 US$/tへと上昇したことに伴い、生産実績を着実に伸ばした企業があった一方、前年と比べ極端に生産量を落とした企業もあったなど、明暗を分ける結果となった。

  メキシコ亜鉛生産量上位5社の2014年における生産実績については、以下のとおり。

◯Peñoles社

前年の214,194 tと比べ24 %増の265,712 tであった。主な要因としては、品位向上とともにVelardeña鉱山、Madero鉱山、Naica鉱山、Saucito鉱山及びCiénega鉱山における増産による。

◯加Goldcorp社(本社:バンクーバー)

前年の126,690 tから増加し149,551 tであった。主な要因としては、同社がメキシコ国内で唯一亜鉛を生産しているPeñasquito鉱山において、粗鉱処理量を増加させたとともに品位と回収率の向上を図ったことによる。

◯Southern Copper社(Grupo México社の子会社)

前年の99,373 tと比べ33 %減の66,615 tであったが、Grupo México社の前身であるIndusrial Minera México社(IMMSA)以来の亜鉛生産量メキシコ国内第3位を維持した。

◯Minera Frisco社

前年の63,675 tと比べ7 %減の58,913 tであった。

◯ベルギーNyrstar社

世界で最大級の亜鉛生産量を誇る同社はメキシコ国内で唯一保有するCampo Morado鉱山において、前年の25,000 tから減少し22,000 tであった。

 

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