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ニュース・フラッシュ

2015年4月20日

ロシア:Ozerny採鉱選鉱コンビナートの設計文書、環境アセスメントを通過

 2015年4月10日付け地元報道等によると、連邦自然利用分野監督局(Rosprirodnadzor)ブリヤート共和国管轄部がOzerny採鉱選鉱コンビナート及び同インフラ施設設計文書の国家環境アセスメントを完了した。バイカル自然地域外の施設に起因する環境影響は許容範囲であるとされ、廃棄物処理施設のみ環境アセスメントの対象となった。

 Ozernoe多金属硫化物鉱床は、ブリヤート共和国ウラン・ウデ市から340 kmに位置する。埋蔵量は群を抜いており、鉛と亜鉛の埋蔵量に関しては国内のみならず世界でも最大規模の鉱床である。鉱物国家バランス(2013年1月1日時点)に登録されているカテゴリB+C1+C2の硫化鉛・亜鉛鉱石埋蔵量は1億3,500万 tである。

 鉱石年間採掘・処理能力は800万 tである。設計対象は主要生産関連施設(採鉱場、選鉱プラント、尾鉱処理施設、用地の補助建造物・施設、給熱・給電・給水施設)で、全180件の建造物・施設の設計が行われた。同設計文書は2012年11月に連邦独立機関国家審査総局(Glavgosekspertiza)の肯定的結論を取得し、2012年12月に連邦地下資源利用庁(Rosnedra)鉱物鉱床開発中央委員会の審査を通っている。

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